1章

悪衣A「キシャー」
悪衣B「モシャー」
余白「ま～た、ぞろぞろいるなぁ・・・」
チミマル「ご主人　ウチらはどこに向かってるんすか？」
余白「あたしの雇い主の屋敷だよ」
　　　「まずは、現状の確認をしないとな」
悪衣A「キシャー！」
悪衣B「モシャー！」
余白「その前にこいつらを何とかしないとな」
チミマル「ご主人！　行くッすよ！」
余白「なんで、お前が仕切ってんだよ」

金額　経験地
801 22

余白「ところで　あいつらについてる、あのギザギザ、何なんだ？
チミマル「む～、見たこと無いっすね～」
少女「ジッパー、っていうの　ま、この時代の人間には、あまり知られてないんでしょーけど」
余白「どちら様だ、コノヤロー」
チミマル「コ、コイツっすよ！」
　　　　　「コイツが、みんなを、あのヘンテコな化け物に変えちゃったんッス！！」
少女「ヘンテコな化け物じゃないわ　【悪衣】よ【悪衣】
　　　「アタシがデザインしたのよ？　チャーミングでキュートでしかも、スイーツって感じでしょ？」
余白「・・・頭の悪そうな女が出てきたな、おい」
少女「アタシの、この素晴らしいセンスを理解できないなんて・・・」
　　　「哀れで愚かで、さらにカワイソーね」
余白「愚かでカワイソーなのは、お前の脳みそだ、スイーツ女」
ローラ「マカロンのように可愛らしいアタシをスイーツという言葉で、表現する　アナタのセンス・・・ヤルじゃない」
余白「腹立つほど、ポジティブなやつだな」
少女「聞こえているわよ、東洋のエクソシストさん
　　　「そして、改めて初めましてからの、さようなら」
　　　「我が名は、ローラ　ローラ・ブルート」
ローラ「由緒正しき、ヴァンパイアの末裔」
　　　　「この、ド田舎の妖怪どもはぜ～んぶアタシの下僕にするの
　　　　「アナタも下僕にしてあげる！」
余白「あたしは人間だ！」



ローラ「あらあら、存外にやるものね」
　　　　「まさか、さっきのヤツがやられるなんて・・・結構良い素体を使っているのだけれど」
余白「さて、お前が、どこのどいつで　どういう目的で、こんな事をしているのか　そういうのには、興味は無いが・・・」
　　　「仕事なんでな、お前が「いじった」ヤツら全員元に戻してもらおうか」
ローラ「いやよ」
　　　　「それに、「命の在り方」をいじるような外道がこんなことで、屈服するとでも？」
余白「命の在り方・・・？」
　　　「なんか良く分からんが、とりあえず　成敗しとけば良いんだろ」
ローラ「あら、怖い　遠慮させてもらうわ」
余白「・・・逃げやがったか」
チミマル「うぅ～、逃げ足の早いやるッス」
余白「仕方ない、とりあえずこのまま雇い主のところに行くか」

金額　経験地
1302 49